ガススプリングはガスシリンダーとも呼ばれていますが、
内部のガス反力以上の、外力がガススプリングに加えられた時に、
ガススプリング内部でロッドとピストンが連動して動きます。
ガス内部のガス反力と外力のバランスによって
ガスの全長が短くなったり、長くなったりします。
Bansbach社のガススプリングの特徴として
* ピストンロッドの伸長スピードを SLOW/NORMAL/FASTから選択可能です。
* 最大伸長付近から、伸長スピードを軽減させるダンピングについても
NO DAMPING・NORMAL DAMPING・INCREASE DAMPING の3パターンから
選択することが可能です。
ガススプリングのサイズは直径8mmの超小型のものから、直径70mmの大型のものまで
ラインナップがあります。
必要なストローク.ガス反力.などよりラインナップを絞って選定していきます。
すべてのガススプリングに当てはまるのですが、ガススプリングはロッドが圧縮するにつれて
内部のガス反力は増加します。
例えばロッドを手で押し込んでいるとして、最初はすんなりとロッドを縮めることができる
のですが、だんだん手の力では縮めることができなくなってしまいます。
これはピストンロッドがシリンダー内部に入っていくことによって、シリンダー内部の空間
が狭まり、ガスの反発が大きくなるためです。
Bansbach の ガススプリングはこれらのガス反力の内部変化率をprogressivityとして
カタログに掲載しています。
例えばガススプリングの用途がテーブルの昇降と、椅子のリクライニング用途では
同じストローク/ガス反力でも、これらのガス反力内部変化率が非常に重要になります。
テーブルの昇降には軽く下げることができるようにガス反力内部変化率が低いものを
選定するようにします。
逆に一番圧縮した時に水平位置となる組み付け方をするリクライニング用途としての
ガススプリングは、ガス反力内部変化率が高いものを選定します。
リクライニングを倒せば倒すほど、背もたれが早く倒れてしまうのを防ぎます。
次回はロック付きガススプリングを紹介します。
ガススプリング/ロック付きガススプリングはbansbach http://www.bansbach.jp